コラム
陳光誠氏の奇跡的な脱出

陳光誠氏の奇跡的な脱出

中国の盲目の人権活動家、陳光誠氏が、厳しい監視下で軟禁されていた山東省の自宅から脱出し、北京のアメリカ大使館の保護されましたことが報道され、そして、私は、昨日、テキサス州に本部を置く対華援助協会(China Aid)の牧師、傅希秋氏との電話で確認しました。 [全文を読む]
王丹と陳光誠

王丹と陳光誠

一九八九年の天安門民主化運動の学生リーダーであった王丹さんからメールが届きました。当時、彼は北京大学歴史系の学生で、六月四日の天安門事件の後、政府転覆の陰謀を企てたとして十一年の判決を下され、服役していましたが、一九九八年に病気治療を理由に仮釈放され、米国に出国し、ハーバード大学で歴史学博士の学位を取得し、現在では台湾の大学で中国近代史を教えています。 [全文を読む]
外国映画をめぐるいくつかの情況

外国映画をめぐるいくつかの情況

私を含めた北京の映画ファンには実に嬉しいことだが、今年4月末に行われた第一回北京国際電影季の後を追うように、現在北京では様々な国の映画祭が数珠を連ねるように開催されている。北京ではもう恒例ともいえるフランス映画祭の後、トルコ映画祭、スウェーデン映画祭、日本映画ウィーク、ロシア映画祭がそれに続き、現在開催されているのは、モロッコ映画祭だ。 [全文を読む]
女医の高耀潔 纏足のマザー・テレサ 八二歳からの亡命生活、最高齢の亡命者

女医の高耀潔 纏足のマザー・テレサ 八二歳からの亡命生活、最高齢の亡命者

高耀潔医師は一九二七年一二月一九日に山東省に生まれ、一九三一年九月一八日に抗日戦争(日中戦争)が起きると、河南省に移った。幼い頃は活発で腕白だったため、男の子のようではだめだと、五歳から纏足にされた。 [全文を読む]
写真に込められた願い──「草場地春の写真祭2011」開幕

写真に込められた願い──「草場地春の写真祭2011」開幕

北京のアート界で今、一番の話題といえば、やはり芸術区「草場地」を代表するキーパーソン、アイ・ウェイウェイの行方だろう。北京どころか世界中の、といってもいい。多くの人がご存じかもしれないが、香港に移動するため、北京空港で飛行機に乗ろうとしたところを突然拘束され、行方が分からなくなってしまった。 [全文を読む]
「日拱一卒、為民発声」―我が友・冉雲飛―

「日拱一卒、為民発声」―我が友・冉雲飛―

「日拱一卒、為民発声」は、四川省の作家、冉雲飛の座右の銘であり、その意味は、日々、一「卒」として少しずつ前に推し進め、民のため声を発するということである。これは、学者、思想家の胡適の「日拱一卒、功不唐捐」にならっており… [全文を読む]
被災者の方々へ──故郷の話 & 消えた文化財たちの墓標

被災者の方々へ──故郷の話 & 消えた文化財たちの墓標

北京の崇文門内の小報房胡同というところで、1997年、清代の郵政総局址を利用した、北京郵政博物館が開館した。開館当時の関係者の説明やウェブサイトの説明を読むと、ここは清末の1905年から1907年にかけて郵政総局だっただけでなく、民国期の郵政においても北京の第一支局として機能していたとのこと。 [全文を読む]
最後の一撃──張健と天安門の兄弟

最後の一撃──張健と天安門の兄弟

パリ十三区のポルト・ド・ショワジーの周辺は、「カルチェ・シノワ(中国人地区)」と呼ばれ、主にカンボジア、ベトナム、ラオス出身の華人が居住している。華人資本のスーパー、中華レストラン、中国仏教の寺院もある。フランスはヨーロッパで華人が最も多く居住する国と言われている。 [全文を読む]
茉莉花(ジャスミン)の物語

茉莉花(ジャスミン)の物語

江蘇の民謡に「好一朶茉莉花(一輪のジャスミン)」があり、広く歌われてきた。またジャスミンはとても親しまれている花で、ジャスミン茶もよく飲まれている。ところが、最近、別な「ジャスミン」が現れた。 [全文を読む]
ドラマ、映画、小説が問う中国の「医徳」

ドラマ、映画、小説が問う中国の「医徳」

昨年秋から今年にかけて、新聞やメディアでしばしば取り上げられている言葉がある。医療道徳、医師の備えるべき道徳などを指す「医徳」だ。これは、近年増加している医療訴訟や医療をめぐる数々の苦情申し立てを前に、病院や医療従事者がこれにどう対応するか、が強く問われるようになったからだ。 [全文を読む]
中軸路をめぐる思惑

中軸路をめぐる思惑

最近、北京の街を見ていると、「まな板の鯉」という言葉が浮かんでしかたがない。もともとそうなのだが、昨年、旧城壁内の四区が二区に統合された後は、都市改造のメスがより統一された意図のもとに動き始めた気がするからだ。 [全文を読む]
フォト・シリーズ「老北京」で地元興し?

フォト・シリーズ「老北京」で地元興し?

このコラムでも何度か登場した、胡同を利用した喫茶店&ファッション街「南鑼鼓巷」。自発的に起こった繁華街だが、政府の「創意産業」支援政策のメスが入ったことで、一時は良く言えば整備された、悪く言えば画一的な街並みとなってしまった。 [全文を読む]
単館上映の貴重な試み

単館上映の貴重な試み

中国ではこれまで、映画がプロパガンダの手段であった頃のスタイルを受け継ぎ、映画館といえばどこも一斉に似たような映画を上映し、映画館のスクリーン数や傾向などに応じて若干スケジュールや上映映画のバラエティに差がある程度だった。仮にその上映作品の選択基準が、政治的なものから興行的なものにシフトしたとしても、映画館ごとの独自の上映企画や、良質だがマイナーな映画が「映画館の個性」を打ち出すために敢えて上映されることなどは、ほぼ皆無。 [全文を読む]
「中日青年作家会議2010」をめぐる印象

「中日青年作家会議2010」をめぐる印象

開催から1カ月以上たった今、ニュース性はかなり低くなってしまったが、本屋さんのコラムということで、今回は9月の2日から5日にかけて北京国際飯店で行われた第二回「中日青年作家会議2010」について簡単にご報告したい。 [全文を読む]
人のスピリチュアルなかたち 井上玲さん「雲彩人類/クモニンゲン」展

人のスピリチュアルなかたち 井上玲さん「雲彩人類/クモニンゲン」展

ここ数年、北京で創作活動を行う日本人芸術家が増えている。4年間にわたる中国でのさまざまな経験や創作活動を糧に、大きく表現と活躍の幅を広げつつある現代アート作家、井上玲さんもその一人だ。 [全文を読む]