北京の胡同から
民間が保護に奔走「梁思成・林徽因故居」

民間が保護に奔走「梁思成・林徽因故居」

7月11日付の『新京報』に、心の痛む記事が掲載された。北総布胡同24号(番地)にある梁思成と林徽因の故居の一部が、再開発のために取り壊されつつある、というのだ。梁思成といえば、拙訳の『北京再造──古都北京の命運と建築家梁思成』にも登場する、著名な都市計画学者、建築学者、そして建築家だ。 [全文を読む]
胡同と溶け合うアート空間

胡同と溶け合うアート空間

胡同といえば、元の時代から受け継がれた時代の遺物。歴史に興味がある人には面白いかもしれないが、全体としては古臭く、遅れているもの、と思われがちだ。先回ご紹介した南鑼鼓巷にしても、若者たちの心をとらえた流行のデート・スポットになっていながら、タクシーの運転手などからは未だに、「こんなに古臭い平屋のどこがいいんだ?」と吐き捨てるように言われることがある。 [全文を読む]
胡同の露天映画

胡同の露天映画

映画といえば、中国で多くの人が懐かしく語るのが、露天映画。解放後の中国を描いた映画によく登場するが、比較的最近の映画では、姜文監督の『陽もまた昇る』にも、露天映画の上映会を背景にした印象的なシーンがあった。かつては、スクリーンの表と裏、両方から観賞できたため、反対側から観た人には全てが左右反対に映った、というのは有名な話だ。 [全文を読む]
恒例の「書市(本の市)」

恒例の「書市(本の市)」

今年の春も、北京の地壇公園で恒例の「書市(本の市)」が開催された。主催は共産主義青年団北京市委員会、北京市書刊発行業協会ほか。実行組織は北京青少年服務中心、北京市新聞出版服務中心、そして北京市新華書店だ。会期は4月30日から5月11日までの12日間。同種の市は、年に3回ほど行われている。 [全文を読む]
誰が精神病院へ送られたか・後編

誰が精神病院へ送られたか・後編

このデモ事件について、中国国内では報道規制が敷かれていたようで、関連報道はネットを含め国内では一切行われなかったようだ。だが、さすがに教授の暴言そのものは見逃せなかったのだろう。 [全文を読む]
誰が精神病院へ送られたか・前編

誰が精神病院へ送られたか・前編

事件の発端は、著名な週刊誌『中国新聞週刊』の3月23日号の特集「誰が精神病院へ送られたか」の中で紹介された、孫東東教授のインタビュー記事だ。孫東東教授は北京大学司法鑑定室主任で、主に精神病学方面の司法鑑定に従事し、しばしばメディアにも登場する名の知れた専門家である。 [全文を読む]
北京の溥傑故居

北京の溥傑故居

日本と同じで、中国でも都市はどれも似通ってきている。そのため、近代化の著しい地方都市に行くほど、ああ、どこかで見たような風景だな、といった既視感を覚える。でも、北京の胡同はやはり奥が深い。何気ない瞬間に、ああ、やっぱりここは北京だな、と感じさせられるのだ。 [全文を読む]
無形文化財の知識の普及

無形文化財の知識の普及

今年の2月9日から北京の全国農業展覧館で「中国非物質文化遺産伝統技芸大展」が開かれた。今回は、北京で行われている無形文化財の知識の普及についてご紹介したい。 [全文を読む]
中央テレビの付属施設の火災

中央テレビの付属施設の火災

「春節」という中国最大のイベントが過ぎた北京。今年の春節をめぐる最大の話題といえば、結果的には何といっても中央テレビの付属施設の火災だろう。 [全文を読む]
北京798芸術区

北京798芸術区

北京に798芸術区という場所があるのをご存知だろうか。2002年頃から、国営の軍需電子部品工場の跡地が芸術家や画廊が集まる前衛的なアート・スポットとして成長を始めたもので、その後、次第に商業的色合いを濃くし、現在は現代アートの鑑賞スポットとしてだけでなく、おしゃれや流行に敏感な若者のショッピングやデートの場、また映画やドラマのロケ地としても大人気だ。 [全文を読む]
2008 REAL 日本ドキュメンタリー映画交流会

2008 REAL 日本ドキュメンタリー映画交流会

少し時間は遡るが、昨年末の12月22日から24日にかけて、北京で『2008REAL日本ドキュメンタリー映画交流会』が行われた。このイベントが画期的であったのは、主催こそ中央戯劇学院だが、発案から実施までのプロセスがすべて日中のボランティア・スタッフによって担われた、北京で初のドキュメンタリー映画祭だったこと。 [全文を読む]
映画『梅蘭芳』の印象・後編

映画『梅蘭芳』の印象・後編

話題作『梅蘭芳』は、公開後、大きな反響を呼び、テレビや新聞などのマスメディアでも大々的に報道された。新聞『新京報』は15ページに渡る特集を組み、『梅蘭芳』を昨年の中国映画における最優秀作品と評した。 [全文を読む]
映画『梅蘭芳』の印象・前編

映画『梅蘭芳』の印象・前編

昨年末、映画『梅蘭芳』が封切りになった。かの『さらば、わが愛 覇王別姫』で大ヒットを記録した陳凱歌監督が、ふたたび京劇の女形を主人公とする作品を撮った、ということで、公開前から話題が沸騰。決して陳監督の全作品のファンとはいえない私も、昔立ち見で観た『覇王別姫』の感動を再び、と、公開初日にいそいそと映画館に足を運んだ。 [全文を読む]
秘められた庭

秘められた庭

可園とは、西太后の寵愛を受けた清末の大臣、栄禄の甥に当る人物が1861年に建造した庭園のこと。蘇州の名園、摂政園と獅子林を模したものといわれる。光緒年間には大学士であった文煜が最も気に入っていた屋敷だった。5つの中庭をもつ大邸宅で、敷地面積は何と1万平米余りもある。 [全文を読む]
拆遷公司との戦い・後編

拆遷公司との戦い・後編

3カ月後に再会した栗屋の主人の声には、神経戦に抵っていた当時とはまるで違う明るさがあった。その話によると、当時、突然警察が現れ、栗屋の一家を全員連行した。外部の人と連絡をとる余裕など一切なく、貴重品であるパソコンを含む家財道具一切も家に残したままだった。 [全文を読む]