狼の見たチベット/第23回
吾輩は狼である。
人間と他の動物との違いは何か?
そんな疑問を、古来からお前さんたち人間は議論してきた。
『道具を使う動物は、人間だけだ。』こんな主張がある。
ところが、チンパンジーの中には、蟻塚の白蟻を食べるために木の棒を使うものがいる。
また、石を落として他の鳥の卵を割って食べる鳥もいる。
道具を使う動物は自分たちだけなどというのは、人間どもの傲慢以外のなにものでもない。
そこで、これを一歩推し進めて『道具を作る動物は、人間だけだ。』という主張が出てきた。
しかし、先述のチンパンジーたちは、ただ落ちてる木の棒を使うのでなく、使いやすく加工して使っている。
ならばということで、チンパンジーは木の棒を加工するといっても自分の歯や手しか使っていない。『道具を作るために道具を使う動物こそが人間だ。』と主張する連中がいる。
間違いではないのだろうが、なかなかまだらっこしい表現だ。
北京の胡同から/第22回
北京「漫才」をめぐる私見
まだまだ続く漫才ブーム
いつの世も生活に「笑い」は欠かせない。文化の爛熟した都市ほど、「お笑い」文化も豊かなもの。その形式は地方によって様々であろうが、北京でいえば、そういった文化の蓄積の厚さをもっともしみじみと感じさせるのが、「相声(漫才)」だ。
北京では数年前、人気漫才師、郭徳綱が火付け役となり、相声ブームが訪れた。そのピーク時に比べれば最近はだいぶ下火になったようだが、北京の相声はまだまだ健闘中だ。中でも若手のチャレンジが実際の寄席を通じて感じられるのが、鼓楼近くにある「広茗閣」。ここでは「80後(1980年代生まれの人々)」を含む、まだ知名度の低い漫才師たちが毎日舞台を繰り広げている。週末になるとほとんどの席が聴衆で埋まるが、その多くはだいたい40歳以下の若・中年層。地元の人に交じり、出勤帰りのホワイトカラーも目立つ。若手の漫才師たちは、日本のアニメ関連の話題など、今の若者文化と密接に関わる内容を盛り込みながら話を展開。早口言葉や、方言の模倣などの高いテクニックも懸命に披露していた。
一方、比較的ベテランの漫才が聞けるのは、東城区文化館で毎週土曜に開かれている「週末相声倶楽部」などだ。このほか、天橋や前門の「徳雲書館」、「張一元天橋茶館」、「広徳楼」などでも、先述の郭徳鋼やその弟子たちが、元気に舞台を繰り広げている。
路上の詩/vol.037
路上の詩 [ホームレス川柳]/vol.037
五月晴れ 芝生の上で 日暮れまで 髭戸 太
連休を 楽しんでいる エブリデイ 髭戸 太
炊き出しの 貰ったおにぎり 木陰置く 髭戸 太
汗はいや 涼しい地下で モグラする 髭戸 太
ダンハウス* 中の暗闇 浮かぶ故郷 髭戸 太
路上の詩/vol.036
路上の詩 [ホームレス川柳]/vol.036
我が寝床 甍の波の 下にない 髭戸 太
鯉のぼり ひらきにしても 食べれない 髭戸 太
炊き出しに 並ぶは最低 三十分 髭戸 太
陽が差して ベンチ起きれば 鳩迎え 髭戸 太
酒飲めど 裸になれない 青天井 髭戸 太
路上の詩/vol.035
路上の詩 [ホームレス川柳]/vol.035
青空の 下のベンチで 爪をつむ 髭戸 太
眩しいな ベランダシーツ 真っ白だ 髭戸 太
Tシャツを 毎日交換 してみたい 髭戸 太
マイバッグ 想像つかない 元の色 髭戸 太
暖かさ 増せば増すほど 臭い増す 髭戸 太















