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集広舍コラム

路上の詩/vol.017

路上の詩 [ホームレス川柳]/vol.017

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野に寝ると 花火の後に バイク音     髭戸 太

寝入りばな ロケット花火 弾け跳び    髭戸 太
ベンチから 対岸眺める 虹火花      髭戸 太
買いたいが 花火買うより まず弁当    髭戸 太
嘲笑に 一人背を向け 線香華       髭戸 太
故郷の 大きなニュース 気にかかる    村中 小僧
散髪は スポーツ刈りか 丸坊主      村中 小僧
暇つぶし フリーペーパー 読みあさる   村中 小僧
雨降って ツユだく状態 靴の中      村中 小僧
暑くても 熱い炊き出し 回り食い     村中 小僧
エアコンを きかして寝た夜 懐かしい   沢野 健草
飲み水の 水道水が 白湯みたい      沢野 健草
安財布 熱くなっても 中寒し       沢野 健草
めまいする 栄養不足 はや二年      沢野 健草
カビ少し 未練残して ゴミ箱へ      沢野 健草
配布茶と パン一枚で ガマンして     麺好 司
腰痛め リュック一つに 悲鳴あげ     麺好 司
毎日が 空白だらけの スケジュール    麺好 司
したい事 山ほどあれど 金は無し     麺好 司
川柳に 今の自分を 省みる        麺好 司

Profile

髭戸 太

昭和33年生まれ。大台50歳。
生れも育ちも静岡県。24歳の時、離婚がきっかけで高卒と同時に勤めた国鉄を辞職。以降、定職につかず、派遣の仕事で食いつなぐ。
大台に近づくにつれ派遣の仕事は無くなり、寮住まいだったため、仕事を辞めたとたんホームレスと言う事に成ってしまう。東京で1年ホームレスをした後、静岡に帰省。しかし長続きせずに放浪。自転車で紀伊半島と四国を回ったのち、福岡へたどり着く。約2000キロの旅だった。
福岡(大濠公園)にたどり着き、1年半経ってビッグイシュー立ち上げの話しを聞き参加。最初は特別何もしなくても雑誌が売れていたのだが、だんだん売れなくなってくる。強迫観念にかられ何かしなくてはと。川柳ぐらいならと、書いてみる。そしたら二十首ほど出来たので、やってみようと思い立ち、一人では面白くないのでホームレス仲間の友人に一緒に書いてくれと、だめもとで頼んだら、意外にもOKだった。人数は減ったものの(5人→3人)、11月で1年になる。

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