点石斎画報/第9回
頁十 甲二《火鼠焚居》
禍福無門惟人自召人視爲老生常談然而其中有至理焉慈祥可召天地之和殘忍終犯鬼神之忌如近日溫州火鼠一事有足引爲戒者蒼橋錫箔店獲一鼠塗以火油而焚之鼠痛甚竄入柴堆一時煙飛焰射勢已燎原轉瞬之間俱成灰燼夫投鼠忌器古人有明訓矣而此君以一念之忍天即假手於鼠以火其盧報復之捷捷於影響則殘刻居心者其鑑諸
《火鼠焚居》
最近のことだが、温州蒼橋の錫箔店で鼠が一匹捕まったので、店の者が鼠に油を塗って焼き殺そうと火をつけた。熱さに死に物狂いになった鼠は、紐を振りほどいて薪の束の中に走り込んだため、すぐに薪が燃え上がり、あっという間に錫箔店は灰燼に帰してしまった。「鼠には投げつけたいが、器物が壊れるほうが心配」(投鼠忌器)とは昔からの教えだが、最初のちょっとした心得違い、残忍さのため、天罰てきめん鼠によって店が焼けてしまったのだ。
点石斎画報について
平凡社のアジア歴史事典の説明によれば、「中国上海の漢字紙《申報》の増刊として1884年(光緒10年)以来発行された画報。旬刊で毎紙8図」とあり、また数年前に《大阪府立中ノ島中央図書館》で開かれた展覧会の説明には下記のようにあります。
「中国語新聞『申報』で有名なイギリス人アーネスト・メイジャーが上海で経営した申報館から1884年に創刊された旬刊の絵入り新聞であり、各号8葉9図で約15年間、528号をもって終刊となった。また12号毎に1集として文字記号が振られ、まとめて販売もされた。『点石斎画報』の名は「石を点じて金と成す(点石成金)」という意味をとって名付けられた申報館付設の印刷所『点石斎石印書局』にちなんだもの。 」
詳細は上記引用先のサイトをご参照下さい。
引用先/大阪府立中ノ島中央図書館 - 中国の絵入新聞『点石斎画報』展
ブログ本文執筆/徳澄雅彦













