中国と日本 二つの祖国を生きて書名:中国と日本 二つの祖国を生きて
著者:小泉 秋江
価格:定価1620円(本体1500円+税)
判型:四六判並製268ページ
ISBN 978-4904213636

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内容紹介


新中国建国後の1953年、中国人軍医の父と日本人教師の母の間に生まれた著者は、「大躍進」運動や「文化大革命」の下で、飢餓、暴行、監禁、強制労働などの〈生き地獄〉を体験する。日本への「帰国」後もつづく生活の困難、婚約者の死、国籍取得の壁、襲いかかる病魔……。長く過酷な運命に翻弄された生涯を克明に書き綴った稀有な記録。

日中平和友好条約締結40周年


読者は誰でも、小泉さんの中国時代の波乱万丈の物語、とくに毛沢東時代の想像を絶した恐怖と迫害の体験には驚愕するでしょうし、日本に来てからの孤軍奮闘記には大きな感動を覚えるでしょう。(本書解説より)
神奈川大学名誉教授 小林一美

目次


第一章 父母それぞれの生い立ち
第二章 幼い子供たちへの挽歌
第三章 新中国の政治運動の嵐
第四章 恐怖と絶望の時代 ―私たち家族の文革体験
第五章 下放の生き地獄
第六章 母の国へ
第七章 自立への道
第八章 新しい人生へ
第九章 駆け抜けた日々
第十章 会社設立後、病魔に襲われる
第十一章 大切な家族
第十二章 故郷を訪ねて
本書解説 小林一美(神奈川大学名誉教授)

著者プロフィール


小泉秋江(こいずみ・あきえ)
1953年8月26日、国民党軍の軍医だった父と、満州の日本人学校の教諭だった母の間に、次女として北京近郊で出生。文化大革命(1966〜1976年)では、父・兄と別々に拘束され、吊るし上げられたり、農村に下放されたり、悪夢のような体験をした。のちに、それが原因でPTSDとなる。1974年3月17日、母の里帰りの付き添いという名目で、兄と3人で日本の土を踏む。商社で働きながら、夜は夜間中学で日本語を勉強。やがて日本国籍を取得し、母と息子の面倒をみながら、中国に残っていた家族を日本に呼び寄せる。現在、再婚した夫と2人暮らし。