書名:中国少数民族地域の資源開発と社会変動
副題:内モンゴル霍林郭勒市の事例研究
著者:包宝柱
判型:A5判上製263頁
定価:本体3,600円+ 税
発行日:平成30年(2018年)5月10日初版発行 
発行所:集広舎
ISBN 978-4-904213-59-9 C3022
©︎2018 包宝柱(BaoBaozhu)

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開発は草原の民に恵みをもたらしたのか?
「現代中国の少数民族居住地域の地下資源開発とそれに伴い激変する地域社会を理解できる最適の事例研究である」

滋賀県立大学教授ボルジギン・ブレンサイン(布仁賽音)

紹介


開発による環境悪化は、人類の生存を脅かすほどに自然環境を破綻させている。連年の干ばつ、特大洪水などの自然災害も、人間による開発活動と無関係ではない。そのうえ、こうした大規模な災害は多くの人命を奪っていく。現在のところ、中国の少数民族地域における環境悪化は、そうした大規模な悲劇を産んではいないかもしれない。しかし、私たちの身辺にまで押し寄せている、という自覚が必要であろう。持続可能な社会を維持し続けるためには、私たち一人ひとりが社会・環境問題を意識し、責任を持って行動していかねばならなくなっているのだ。 (本文より抜粋)

著者プロフィール


包宝柱(BaoBaozhu)
中国内モンゴル自治区ジャロード旗生まれ。日本国滋賀県立大学人間文化学部地域文化学研究科博士後期課程を卒業。現在、内モンゴル民族大学モンゴル学学院講師、民族学専攻、博士(学術)。主な論文に「中国の生産建設兵団と内モンゴルにおける資源開発──内モンゴル新興都市ホーリンゴル市の建設過程を通して」(『人間文化31』滋賀県立大学人間文化学部研究報告、2012、後に『中国関係論説資料55』(2015)に収録された)。「内モンゴル中部炭鉱都市ホーリンゴル市の建設過程における地域社会の再編──ジャロード旗北部のバヤンオボート村を中心に」(『内モンゴル東部地域における定住と農耕化の足跡』、名古屋大学大学院文学研究科比較人文学研究室、2013)。「鉱山開発にあらがう〈防波堤村〉の誕生──中国内モンゴル自治区ホーリンゴル炭鉱の事例から」(『草原と鉱石──モンゴル・チベットにおける資源開発と環境問題』、明石書店、2015)などがある。